はじめに:ポイント還元を賢く使う
最近では、クレジットカードのポイント還元率が高いものも多く、「100円で1ポイント」やそれ以上の還元率を誇るカードも増えてきました。実は、ポイントはもはやお金と同じです。賢く使えば、ポイントでお小遣いや外食費などを捻出することだって可能です。
さらに、クレジットカードにはキャンペーン時期や利用サービスによって還元率がUPする特典もあります。これを上手に活用すれば、さらにお得にポイントを貯めることができます。
ポイントを活用するための心掛け
我が家は特に意味もなく、クレジットカードは何種類かを使い分けていました。そのためメインカードのような、目につき易いポイントは貰ったらすぐに贅沢費に使ったり、反対にサブカードのような目につきにくいポイントは失効していたり、と今思えば「あってもなくても困らないもの」ぐらいの感覚でした。
ポイントは「お金と同等」だと認識する
ポイントを使う際にはちょっとした心掛けが必要です。ポイントって、つい「無料」や「タダ」と思いがちですが、実際にはお金と同じ価値があるものです。
ポイントが貯まっていると、ついつい‥
例えば、買うつもりがなかったものにポイントを使ってしまうと、それはただの「無駄遣い」になってしまいます。贅沢費や嗜好品に使うのも良いですが「本来予定されていたかどうか?」「衝動的ではないか?」という点が「無駄遣い」のボーダーラインだと思っています。ポイントを賢く使って初めて、実際に割引購入したことと同じ効果を得るという点は深く認識しておきたいです。
ポイント失効を避けるための工夫
ほとんどのポイントには失効期限が設定されています。そういった制約があると自由に使えないことが多いので、うまく活用するためには少し工夫が必要です。

失効期限が迫ってきたから、早くポイントを使わないと!
このように、急かされるようにポイントを使うと「使わされている」感が強くなり、効率的な使い方ができません。だからこそ上手に活用して、無駄なく使い切る必要があります。
毎月の生活費に充てる
貯めたポイントを生活費に充てる仕組みを作れば、無駄を省くことができます。例えば、公共料金や通信費、保険代などの支払いにポイントが利用できる場合、その設定をあらかじめしておくことで「使わされている」感が無くなり、自然にポイントが生活に役立つ形になります。
スマホ代:¥3,000
ポイント利用:1,000 P
支出額:¥2,000
家族イベントとして定例的に支出している行楽費や、資産形成のための積み立て投資など、ポイントを使う対象は必ずしも生活費である必要はありませんが、定期的かつ自動的に活用される仕組み化がとても大切だと思います。
使うカードを1枚に絞る
さらに、使うクレジットカードを1枚に絞ると貯まるポイントが一元化され、まとめて節約に活用できるので、ポイント失効を気にせずに済みます。これにより、ポイント管理が楽になり、無駄なく節約が実現できます。
A社:500 P(失効期限:6ヶ月)
B社:1,250 P(失効期限:1年)
C社:250 P(失効期限:2年)

A社のポイントを優先的に使って、その他はそのうち考えよう
ポイントが分散されている(少ない)ため、使い道が限られてくることや、期限に余裕があると使うタイミングを先延ばしがちになる等の理由から、ポイント失効の可能性も高くなります。
A社:2,000 P(失効期限:6ヶ月)
一方、ポイントをまとめると使い道が広がり、生活に役立つだけでなく、使い忘れによるポイント失効も防ぐことができます。
また、カード年会費の負担や利用明細の管理といった別の観点でも、節約や家計管理の効率化を図ることができるので、1枚に絞るメリットは大いにあると言えます。ちなみに我が家では、カードアプリの家計簿ツールを活用していたりします。
ポイント集めに躍起にはならない
ポイントは「お金と同等」の認識は大切ですが「ポイント集め」が目的になると、支出が度外視され、これではポイントは貯まっても無駄な支出が増えてしまい、本末転倒です。
買わなくてもいい雑貨:¥1,000
キャンペーン中!ポイント10倍!
ポイント還元:10 P × 10倍 =100 P
ポイント還元分差引:¥900
ポイントも10倍で多めにゲットできたし、ポイント還元分を差し引きすると、商品もお得に購入できた!…ように見えますが、
不要なものは買わない:¥0
キャンペーン中!ポイント10倍!
ポイント還元:0 P × 10倍 =0 P
ポイント還元分差引:¥0
不要なものは買わないことが一番のお得です。本来、買わずに済んでいたものを買うことで実質の収支はマイナスとなることを強く意識するべきだと思います。
最後に:賢いポイント活用でお手軽な節約を
クレジットカードのポイントは、生活に必要なものに賢く使うことで、気づかぬうちに「節約の種銭」を生むことができます。無駄遣いせず、ポイントを賢く活用することが、ストレスのない節約に繋がります。

「地道にコツコツ」を肝に銘じて、これからも気張らず頑張って行きたいと思います
コメント