ふるさと納税という制度、ご存知でしょうか?
名前だけは聞いたことがあるという方も多いかもしれませんね。
ふるさと納税とは、翌年の住民税を前払いする代わりに、返礼品がもらえるというお得な制度です。
正確には2,000円の自己負担額が発生しますが、それを考慮してもとてもお得だと感じています。
私自身の感覚では、「買っている」よりも「もらっている」に近い感覚です 笑
「たった2,000円でこんなにもらっていいの?」と思うような返礼品ばかりなので、毎年楽しみにしています。
ふるさと納税、いくらまでできるの?
「じゃあ、ふるさと納税ってどれくらいまでできるの?」
という疑問が浮かびますよね。
これは年収や家族構成、控除内容によって人それぞれ上限額が異なります。
自分で計算することもできますが、計算式はちょっと複雑。
私は正直、チャレンジしていません 笑
代わりに、ふるさと納税の各サイトにある限度額シミュレーションを活用しています。
シミュレーションには、以下のような源泉徴収票の情報を入力するだけでOKです。
※項目は、各サイトによって多少の違いはあります
① 総収入金額
② 給与所得控除後の金額
③ 所得控除額の合計
④ 住宅借入金等特別控除の額(住宅ローン控除)
ざっくりで良ければ「簡易版シミュレーション」もあったりしますので、まずは気軽に試してみてください。
ふるさと納税の申請方法は2種類
ふるさと納税で控除を受けるための申請方法は、以下の2種類があります。
① ワンストップ特例制度
② 確定申告
どちらを選んでも寄附金控除の上限額は変わらないのでどちらがお得ということはありません。
会社員で年末調整をしている方は、ワンストップ特例制度を使えば確定申告は不要なので、手間も少なくおすすめです。
項目 | ワンストップ特例制度 | 確定申告 |
---|---|---|
寄付先の数 | 5自治体以内 | 制限なし |
控除対象 | 住民税のみ | 所得税+住民税 |
手続き方法 | 各自治体へ申請書を郵送 またオンライン申請 | 税務署へ申告 またはe-Taxで申請 |
ちなみに私も、毎年ワンストップ特例制度で申請しています。
最近はオンライン申請に対応している自治体も多く、以前よりずっと簡単になっています。
ワンストップ特例制度を使えないケースも
ただし、注意点もあります。
以下のような年は確定申告が必要になるため、ワンストップ特例制度は使えません。
- 住宅ローン控除の1年目(初回)
- 医療費控除の申請をする年
- その他、確定申告が必要な控除や副収入がある年 など
また、住宅ローン控除をすでに受けている人も注意が必要です。
住宅ローン控除は、まず所得税から控除され、余った分が住民税から控除されます。
しかし、住民税の控除には上限(最大97,500円)があります。
ふるさと納税を確定申告で申請すると、所得税側から控除されるため、住宅ローン控除の控除額が使い切れなくなる可能性があります。
そのため、住宅ローン控除を受けている方はワンストップ特例制度の方がお得になるケースが多いです。
ワンストップ特例制度の手順
実際の流れは次のようになります。
STEP1:限度額を確認
→ シミュレーションで確認できます。
STEP2:自治体・返礼品を選ぶ / 寄付申込み
→ 寄付期間は(毎年1月1日~12月31日)です。
STEP3:返礼品と申請用紙が届く
→ オンライン申請を選んだ場合は、申請用紙は届きません。
STEP4:申請書を郵送またはオンラインで申請
→ 期限は(翌年1月10日必着)です。
特にSTEP4が、一番大事なポイントです。
この申請を忘れると、住民税の控除がされず、ただ返礼品を買っただけになってしまいます。
忘れないように、必ず申請してください。
もし申請を忘れてしまったら?
万が一、申請を忘れていた場合でも、翌年3月15日までに確定申告を行えば控除申請は可能です。
ただし、すでにワンストップ特例制度で申請済みの寄付がある場合は無効となり、すべての寄付について確定申告が必要になりますので注意してください。
ふるさと納税で控除されたか確認するには?
「ちゃんと住民税から控除されたかな?」と気になる方は、翌年6月ごろに届く「住民税決定通知書」をチェックしてみてください。
摘要欄に「寄附金税額控除額」と記載されている箇所があり、これがふるさと納税による控除額です。
その金額が「寄附額 − 2,000円(自己負担額)」となっていれば、正しく控除が行われていると判断できます。
なお、実際には税額計算の過程で自動的に端数処理が行われるため、数百円程度の誤差が生じる場合があります。
これは制度上、避けられないものですので、知っておくと変な心配をせずに済みます。
おすすめの返礼品は?
どんな返礼品を選んでもお得なことに変わりはありませんが、私のおすすめは生活必需品です。
- 日用品:ティッシュ、トイレットペーパー
- 食料品:お米、パン、冷凍食品
など、「どうせ買うもの」を選ぶことで、節約効果が実感しやすくなります。
私は特に「お米」をよく選んでいます。
最近はお米の価格も高騰していますし、非常に助かっています。
最後に:迷っているなら、まずは一歩!
最初は「仕組みが難しそう」とか「返礼品って高くない?」と感じる方も多いと思います。
私も最初はそうでした。
でも今では、「やらない理由がない」と思っています。
「税金を払うんだから、少しくらい何かちょーだい!」くらいの軽い気持ちで、ふるさと納税を始めてみてはいかがでしょうか?
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