口座の活用方法
銀行口座には、給与の受け取りやクレジットカード・公共料金の支払い、貯蓄など様々な用途があります。
我が家では、その用途別に銀行口座を使い分けた結果、お金の管理が捗り、貯蓄のスピードも格段にアップしました。
「使い分けた方が良い」という情報は、様々な媒体で目にしたことがありましたが「どう良いのか?」をしっかり把握できておらず長い間、口座の使い方なんて意識した事もありませんでした。
しかしいざ、「使い分け」を実践すると「使うお金」と「使わないお金」の線引きがハッキリと一目見てわかるようになったので「残っている分を使うだけ」というように、ほぼ無意識に節約意識が芽生え、気付けば貯蓄が増えていたような気がします。
それでは、我が家が実践した内容を詳しくお伝えしていきたいと思います。
目的をハッキリ分ける
銀行ごとに様々なサービスや特典があるので、それぞれの目的に合った口座選びをする事がとても大切です。そのためにまずは口座別の「目的」を明確にする必要があります。
- 使う口座
- 支払う口座
- 貯める口座
シンプルですが我が家では、このように銀行口座の目的を分けました。「ただ分けるだけ」なんですが口座残高を見たとき、視覚的にお金を管理しやすくなったと私は身を持って実感しています。
「使う口座」「支払う口座」の選び方
口座を使い分ける仕組み上、現金の入出金や振込み回数が増えやすいので、そういった条件に適した銀行を選択する必要があります。
ATM手数料に関しては、平日の営業時間内であれば無料ですが、その制約がストレスになる場合はデメリットでしかないと思います。
例えば、特典やサービスを利用して無料回数が多い銀行を選択すれば、近隣のコンビニATMなどを有効活用でき、ストレスなく効率的に入出金を行えます。
また振込み手数料に関しても、同行は無料でも他行は有料になる場合がほとんどです。近年、口座開設は1人1口座が原則なので、こういった部分を考慮していないと手数料がかさむ原因になります。

ATM手数料や振込み手数料も、チリツモで大きな金額になります
最近では、「ことら送金」という1日10万円までの送金が手数料無料で行えるサービスもあり、ストレスなく銀行間の送金が行えます。個人的には目的別に口座を管理する上で、とても重宝しているサービスです。
注意点としては、「ことら送金」に対応している金融機関同士でないと使用できないという点もありますが、知っていて損のないサービスだと思います。
「貯める口座」の選び方
我が家の「貯める口座」は、「生活防衛資金」や「その他の緊急用貯蓄」がメインです。
生活防衛資金は、有事の際も当面の暮らしを維持するための資金で、毎月の生活費の3〜6ヶ月分程度が目安の金額だと言われています。基本的には手をつけない「不動のお金」です。
一方、「その他の緊急用貯蓄」は、
- 家電の買替え
- 結婚式のご祝儀
- 車の修理費
- 突発の医療費 など…
と、様々な用途が混在しています。しかしこういった出費は、ザックリでもおおよその時期や金額が予想できるものもあるので、計画的かつ目的別に貯める必要があると思っています。
なぜならば、必要なときに「足りない」可能性を限りなくゼロに近付けるためです。以上を踏まえた上で、おすすめの銀行選びのポイントは、
ネット銀行や一部の銀行などが提供しているサービスで、1口座内に「目的別口座」という貯金箱のような口座をスマホアプリ上で作成でき、目標期間や金額も設定できるという機能があります。
近年、口座開設は1人1口座が原則という世の中なので、別の銀行口座をわざわざ開設せずとも、必要に応じた預金管理ができるので、非常に便利過ぎるサービスだと思います。

手数料を取られる心配もなく、わかりやすく管理できるので貯蓄も捗ります
また「生活防衛資金」のような不動のお金を管理する場合には当たり前ですが、少しでも預金金利が高い銀行が適していると考えます。
基本、動かないお金である以上、少しでも増える口座に現金を置く方がいいですよね。
証券口座との連携、クレジットカード引落し口座への設定、キャッシュレス決済アプリとの連携などで、預金金利がUPする銀行もあるので、ご自分が使用しているサービスに適した銀行選びも重要だと思います。
最後に
目的別に口座を使い分けることで、視覚的にそれぞれのメリットを把握しやすくなります。
さらに、目的を持たせて管理することで家計管理のモチベーションも持続しやすくなります。良いことづくしです。
それぞれのご家庭で、よく利用するECサイトやクレジットカード会社、携帯会社なども多種多様だと思います。
その辺りとの連携性が特典やサービス内容を左右する事も多いので、我が家の例はあくまで参考程度に見て頂ければ、と思います。
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